介護福祉士になるには、実務経験ルートと養成施設ルート、福祉系高校ルートの3つのルートがあります。このルートの中で最もスタンダードな資格取得ルートは実務経験ルートで、これであれば介護職として介護施設や事業所で働きながら資格が取得できるのがメリットです。まず、介護職となるには最短で1ヶ月ほどで修了できる介護職員初任者研修を受講し、訪問介護事業所に所属し実務経験を積みながら、次のステップとなる介護職員実務者研修を修了させなくてはなりません。さらに実務者研修修了後3年の実務経験が必要となるため、最短でも3年間かかることになるのです。3年以上の実務経験を持っているだけでは、国家試験受験資格を取得しただけなため、難易度の高い国家資格の合格を目指さなくてはならないのです。国家試験は、介護の一般的な知識や技術だけでなく、福祉関係などと幅広い知識が必要となるため、独学でも受験勉強もできるが、効率的に学ぶには通学型もしくは通信型の講座を受講することが望ましいでしょう。見事国家試験に合格すれば、介護のプロと認められ介護福祉士と名乗れるというわけです。最も早く介護福祉士を目指せるのは、養成施設ルートで最短で1年、福祉系の学校を卒業していない場合でも2年で、介護福祉士の受験資格を取得できます。このルートの場合には、短期大学や専門学校に通わなくてはならないため、時間的な問題はもちろん、費用面においても余裕がないとなかなか難しいかもしれません。そのため、個々に合った資格取得の方法を探すのが重要です。有効な資格取得の方法に関しては、この『資格取得で有利に転職!』を参照されると良いでしょう。