介護福祉士として働く魅力は「改善され続けている給与状況や職場環境、需要の高さから見る将来性の高さ」です。かつて「介護の現場」といえば、身体介護など仕事のきつさをはじめとする職場環境の悪さとそれに見合わない給与の低さ、キャリアアップの見込め無さなどから、人手不足になるのもやむを得ない職場でした。しかし近年では、これから超高齢化社会を迎えるにも関わらず人手不足が続く介護の現場に国の制度としてメスが入り、「介護職員としてのキャリアパス」「時短での勤務形態の増加」など、過去の悪評を改善する動き・制度の施行が続いています。現在、介護福祉士は介護の現場において、「10年以上の勤務経験」があれば「介護職員等特定処遇改善加算」の制度によって賃上げされるようになりました。加えて介護福祉士として、体力的に身体介護がつらくなってきたと感じれば、5年以上の実務経験があれば「ケアマネージャー」への転向が可能になります。介護の知識と実務経験の高さを活かして、利用者とその家族に、利用者に適切な介護環境やプランを提案するケアマネージャーは、介護施設・居宅介護の事業所には配置が必須な専門職です。さらにケアマネージャーとしての経験を積めば「認定ケアマネージャー」としての昇格、さらにケアマネージャー育成や統括をする「主任ケアマネージャー」としてのキャリアアップも可能です。いずれも他の介護職員よりも給料は上がり、肉体的な負担は下がります。